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レッド・ツェッペリンのナンバーばかりをピアノ・トリオで演じる、世界で唯一と思われるユニット”ZEK"の今日の姿をありのままに伝えるライブ2枚組。従来のトリオの概念を大きく踏み出してゆくのは必然で、ロックやフリーの枠をも超えた壮絶なせめぎあいが聴かれる。この3人のメンバーでしかありえない圧倒的な熱量から生み出される14曲。エネルギー完全燃焼の間に挟まれるスローナンバーでは、ツェッペリン曲のメロディアスな魅力が際立つ。可能な限りボリュームを上げることによって、ライブの快感をオーディオ的快感としても味わえる。

(ステレオ誌のレビュー執筆者、岡崎正通さん)

ZEKの奇跡 踊るピアニスト、微笑むドラマー
ロックバンドLed Zeppelinの楽曲だけを演奏するピアノトリオZEK。2018年8月2日、新宿ピットインで、このCDに収録されているライブを聴いた。前日の横浜カモメ、後の高円寺ジロキチでも爆発したようだけど、新宿の夜も「8月2日の奇跡」と言いたいほどの快演だった。ピアノ、ベース、ドラム3人の音が渾然となって飛ぶ。リズムセクションは、ベースラインとバスドラがぴったりと鳴って気持ちいい。ピアノも、獰猛なドラムに一歩もひかずに張りあった。会場は欧米系の客もいて、満員だった。
後半のステージ、Hots On For Nowhere。ドラムとベースでイントロが始まると、くるみさんはピアノ椅子から立って踊り始めた。ドラムの珠也さんも、きっちりと演奏が終わると、とても楽しそうに微笑んだ。

(「アジアから銀河まで」の著者、中島泰さんのライナーノートより抜粋)
★続きは「ZEK!Ⅱ」のブックレットで!

ゼップの曲をピアノ・トリオで満喫!
前々からこのトリオの噂は聞いていたが、不勉強にしてライヴは観ていなかった。が、本作を聴いて興味百倍。実に面白く、才能豊かで、実力も充分。どころか、志の高さとセンスの良さに感服する。—中略—
お馴染みの曲のお馴染みフレイズはちゃんと残し、しかもジャズ人間らしきアドリブやニュアンス変えも交ぜてある辺りが心憎い。これ、ジミー・ペイジとロバート・プラントに聴かせたいなあ。恐らく返ってくるのは「クレイジー!」の一言だろう。ゼップ・ファンのみならず、「正統」ジャズ・ファンも聴くべし!

(Jazz Life誌に掲載された櫻井隆章さんのレビューより抜粋)

2015年8月11日、運よくPIT-INNに居合わせ、スリリングなFriends,青い地平に静かに陽が上るようなイントロで始まる永遠の詩、一気に畳み掛ける移民の歌、そして、20分に渡る音の礫を受け続けたMoby Dick。あの音たちが刻まれた盤のレコ発ライブがいよいよ始まるとは、一ファンとして感慨深い。また、聴きに行かなければ!

(福田啓二 博多のZEK中毒者)

ZEK3(ぜっくとりおと読みます)に邂逅してからツェッペリンを聞くようになったダメなロック野郎が、この圧倒的な音に触れて早や幾年、待ちに待ったアルバムが世に出ます。しかもライブ2枚組!あの曲もあります! 制作過程も覗き見できた中で、プレイヤーの皆さんの意思も少しだけ理解できて、ライブがもっと楽しくなるという好循環。いつでも聞ける音源はどれだけ世の中をバラ色にしてくれることでしょう。これはお得です、ぜひ!

(久手堅 憲之 さるKISSトリビュートバンドのリーダー)

ファン最古参ですが、もう長いのに一向に飽きないですね。それどころか毎回増すパワーに驚嘆してます。この疾風怒濤、空前絶後なトリオをご家庭でもご堪能ください。※個人の感想です。

(園田道夫 NICT)

古今東西のZEPカバーは星の数ほどありますが、ここまで自由でやんちゃな演奏は空前絶後でございましょう。奏力絶倫。調理絶妙。抱腹絶叫。招福ZEK!

(稲葉光秀 松戸市在住50代男性)

華奢な身体から溢れ出す激しく煌びやかな鍵盤の音色。アルバムに収録された3回のライブを全て目撃した幸運な私です。聴く度に音色が蘇り毎日がCELEBRATION DAYS!!

(稲葉照美 丸の内OLにしてクルミンLoveなテルミン)

祝ッ!レコ発!疾走感堪らず絶句するライブがお茶の間にー!! ZEK LOVE!

(安藤絵美子 農ガール)

ZEK3、結成12年にしてリリースした2枚組の初アルバムが凄い。レッド・ツェッペリンの楽曲しか演奏しないピアノ・トリオとして名高い彼らだが、その理由を清水くるみは「即興演奏の素材として、奥行きの深さ、イマジネーションを刺戟する宇宙があるから」と語る。かくして、ZEK3は、ZEP曲を素材に即興演奏を繰り広げる。それも激しく!「ツェッペリンのジャムっている感覚」を指摘する、本田珠也の壮絶なドラミング。ストロングな清水のピアノが親指と小指の間でジャンルをまたぎ、米木康志のベースが歌う。迫力と詩情が共存した、得難いトリオだ。

(中川ヨウ(音楽評論家)−Jazz Life より抜粋−)

下手に策を弄さずゴリゴリ無骨に迫る。つまり原曲はちゃんと判る。かなり騒々しいが、熟成しても初期衝動失わぬその意気やよし。

(松尾史朗−ミュージック・マガジン より抜粋−)

ハードロックの激情と破壊衝動に陶酔する「直観的=ディオニソス的」な本田珠也(ds)と、森羅万象を内包した宇宙の調和を見出す「理性的=アポロン的」な清水くるみ(p)、両極端の二者の鬩ぎあいのバランスを取る「寡黙な守護神=無為の神」の米木康志(b)。『ギリシャ神話』と『古事記』に描かれた理想的な芸術形態を体現するのがZEK TRIOに他ならないことは、哲学者(ニーチェ、ショーペンハウアー)や心理学者(河合隼雄)、詩人(林浩平)等が証明している。

(Jazz Tokyo – Jazz and Far Beyond)

彼女達にとってツェッペリン楽曲はあくまで素材であり、そこから得たインスピレーションを3人は忌憚なく重ね、もう一つの高みに達する。百花繚乱、威風堂々。その10年間の活動で持ち合ってきた発想は山ほど、それを出すには2枚組という器が適切だろう。ロック曲をジャズ・マンがカヴァーすると往々にしてずっこけるという印象をぼくは持つが、ここでの3人の所作はおっさんぽくなく、シャープなジャズ感覚を存分に解き放つ。ロックもジャズにも一言あり、そんな聞き手には是非とも手にされんことを。

(佐藤英輔−JAZZ JAPANより抜粋−)

レッド・ツェッペリンの曲しかやらない!というとんでもないピアノ・トリオだ。しかもメンバーは日本ジャズ界の凄腕というか豪腕というかの方々。ゼップの楽曲は不思議なモードと強力なリフ、ボンゾのグルーヴしまくるドラムスが魅力で、そのあたりはたしかに”ジャズ”に向いている。フリージャズも平気で呑み込むこの3人のインタープレイはじつにパワフルにしてスリリング。とくに2ヴァージョンある「フレンズ」や執拗な反復が快感の「フォー・スティックス」あたりがすさまじい。ボンゾに聴かせたかった!

(村井康司−CD Journalより抜粋−)

どの演奏もスタイルを超え、楽曲の奥の奥に潜む魅力に肉薄する鋭さが漲っている。ロバート・プラントのヴォーカルとジミー・ペイジのギターを繊細&大胆にピアノに落とし込んでいくアレンジはとても興味深く、そこに本田ボンゾ独特の跳ねるようなフィーリングとジャズ的なアプローチを加味したビートや米木が絡みダイナミックな空間が広がる。オリジナルから連想されるサウンドの欠片もないが、しかし紛れもなくツェッペリンのエッセンスそのものという不思議な感覚を受ける。それは原曲が持つ広がりや多様性、スリルを根源でとらえているからだ。「胸いっぱいの愛を」を始め有名曲ほど新鮮だが、何よりも怒涛のドラム・ソロの「モビー・ディック」が圧巻。ライブが見たくなるし、メンバーたちに聴かせたくなる一枚だ。

(大鷹俊一−レコード・コレクターズより抜粋−)

レッド・ツェッペリンの楽曲のみを演奏する唯一無二のユニット。ベースの米木康志が泰然自若として構え、ピアノの清水くるみとドラムの本田珠也が天衣無縫のプレイを見せて、ニューワールドに突入して行く。

(−赤旗日曜版「バードマン幸田の一枚」より抜粋−)

そのマグナム級のハード・ジャズに誰もが”絶句”するというZEK TRIOが、結成12年目にして初のアルバムを発表した。ロック界で最も影響力を持つZEPの曲のみ演奏することで衆目を引き、実際には”ツェッペリン愛”を満面にしながらもツェッペリンにはない”狂乱””混沌””静謐”が即興的にその演奏に付着されることで、多くのジャズ・ファンが脳天をぶち抜かれるのである。高みに達した感があった。追いかけていた音が体の一部になり、思う形で筆を奮える状態になったのだ、と本田は分析する。クラシックやフリーを通過したピアノに、ボーナムの魂とパワーを蘇らせたドラム、その全体をグルーヴさせうるベース・・・唯一無二の音へ昇華する。

(長門竜也−intoxicateより抜粋−)

キース、ピーコック、ディジョネットのトリオのようにそれぞれがドンドン自由に拡がっていく感じ。躍動する音の塊が途切れなく迫る。もとのリフに戻るときなんかゾクゾクします。スロー曲も美しい。

(山本弘市−ジャズ批評「マイ・ベスト5」より抜粋−)